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大雪と過疎化現象 [田島氏の随筆集]

今年は、西日本帆がし日本の日本海側や北海道で大雪が降った。テレビで雪のために苦しむ人の姿を見るたびに、大変だなぁ、苦しいだろうなぁ、早く春がくればいいなぁと祈らざるを得なかった。

東京には雪は少ししか降らなかった。もし、大雪だったら、私たちの生活は大変な苦労を強いられて苦しんだことだろう。

北国の人々は、特に老齢化し方々は、このつらさに耐えかねて、故郷を離れる方々も出てくる。しかし、それは簡単んできることではない。永年育った土地・生活を支える仕事・そして親兄弟との協同生活・それらを捨てて、雪の降らない暖かい土地に移住するというが、それは本当に大変な事なのだ。しかし、あの大雪では病院・薬局・コンビニ・スーパーにも行けないとなったら、どうやって生きて行くのであろうか。これでは苦悩の末に故郷を離れる人々が出てくるのは避けられない。

 しかし、若い人はまだいい。老人はどうするのか。

中年の人も未知の都会で、どんな仕事をして生活をたてていくのか。しかし、大雪に閉じ込められては、生きるためには決断するしかなくなってしまう。

それらのことを思って、私には涙なしでは考えられない事ばかりだ。

昭和何年だったか、やはり日本は豪雪に見舞われたことがあった。その時、苦渋の決断の後、人々は一斉に故郷を離れていった。これは「過疎化現象」と呼ばれた。それ以降も同様な過疎化現象は起こって、雪国では若い人がいなくなってしまったという。政治も経済も全s力を尽くして戦わないこの過疎化現象は防げない。

大都会には人が集まり、雪国には人がいなくなる。北方四島の返還どころの問題ではない。村々の消滅現象が起こっているのだ。新幹線網・高速道路網の建設・整備もいいが、国も地方も、政治も経済も一体となって、この過疎化対策に取り組まなければ間に合わなくなる。雪国にも未来を作って行こう。国土を保全に行こう。私はそう思う。 

 

 29.2.22

田島信威 


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