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歌の心 [田島氏の随筆集]

 歌は、歌詞とメロディーの2つの要素から構成されている。アマチュアにとっては、その2つだけでいいのかもしれないが、プロの場合にはもう一つ加えて「歌の心」を伝えるという事に意を注いでいるという。

 「歌の心」とはどういうことか?アマとプロの線が引かれるのは、「歌の心」が伝わるかどうかにあるといわれる。「恋の喜び」「失恋の悲しみ」「生命のはじけるようないろいろな思い」「亡き人を心から偲ぶ鎮魂の心」など、歌にはその歌の命ともいうべき「歌の心」があって、それを表現するのが、プロの仕事だという。

 たしかにそうだろう。声が良いからと言って、大声で詩とメロディーを怒鳴っても「歌の心」は伝わらない。少々難しいことだが、そのような「歌の心」を表現するのがプロの歌手だという。

 確かにテレビを見ていても、プロの歌手の歌からは「歌の心」が伝わってくる。「失恋の歌」「亡き人を偲ぶ歌」には、それぞれの思いがたっぷり盛り込まれている。さすがにうまいなぁと思う事が多い。

 私は、アマチュアの歌い手として、歌詞をメロディにのせて歌えばいいと思って、「歌の心」の表現という事を忘れていた。

 これからは、プ小野歌手の歌を注意深く聞いて、「歌の心」を聞き取っていこうと思う。また、自分が歌う時には、難しい事だが、「歌の心」が伝わるように、努力していきたいと思う。


29.3.21

田島信威

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